クーリングダウンでストレッチをするべき根拠

ストレッチ

こんにちは、こーけつです。

今回の記事では、私が定期的にトレーナー活動をしている高校のクーリングダウンで、ストレッチを行っているのかを説明していきます。

この記事を読んでいるあなたも、ストレッチが大切な理由はなんとなく分かっていると思いますが、その思い浮かんだ理由を言語化することは出来ますか?

自信が無ければ、私と一緒に学んで、この記事を読み終わる頃には説明出来るようにしておきましょう!

効果的なリカバリー方法とは?の記事でもストレッチで得られる効果、期待出来ない効果を記載させて頂きましたので、まだ読んでいない方はコチラからどうぞ!

ストレッチは関節可動域を広げてくれる!

関節可動域とは、関節の動く範囲のことです。

人間の関節は「だいたいこれくらい動く」と言う、参考可動域と呼ばれる指標があります。

例えば、野球の投手は肘関節が曲がってしまい、非投球側と比較して、投球側の肘関節が真っ直ぐに伸びなくなっているケースは良く目にします。

私が働いている整形外科に来る肘を痛めた野球をしている選手は、ほとんど真っ直ぐに肘が伸びません💦

これは浅指屈筋(せんしくっきん)と呼ばれる、肘から指先まで繋がっている筋肉の影響と言われています。

野球の投手は野手と比較して、力を入れた投球を小中学生であれば70球~90球程度、高校生であれば100球以上も投げることになります。

そうすると浅指屈筋は筋肉が緊張してしまい、硬くなった結果、肘が伸びなくなる場合があります。

必ず浅指屈筋が原因とは限りませんが、一部の原因としては考えられています。

この様に練習や試合後は、特に投手は球数を多く投げることになる為、野手よりも念入りに浅指屈筋のストレッチをすることが大切になってきます!

可動域が狭いと…

ストレッチをすることで可動域が広がっていくことは分かったと思います💡

では、なぜ可動域を広げていかなければいけないのでしょうか?

それは…シンプルにケガをする危険が高くなるからです!

少しだけ難しいかもしれませんが…

肘の内側には尺骨内側側副靱帯(しゃっこつないそくそくふくじんたい)が付いています。

この靱帯は投球をする時に肘の内側の関節が開いてしまわない様に、骨と骨の動きにブレーキをかけてくれています。

本来であれば浅指屈筋が、靱帯の働きを助けてくれているので、野球選手はケガをすることなくボールを投げることが出来ています。

しかし、浅指屈筋が硬くて上手に力を発揮出来ないと、靱帯にかかるストレスが増えてしまい、ケガをするケースも出来てきます。

メジャーリーガーや日本のプロ野球で頻繁に耳にする、トミージョン手術もこういった肘の状態が影響をしている可能性は少なくなりと思います。

その為、練習や試合が終わった後に入念にストレッチをして可動域を十分に確保しておくことで、筋肉の力を最大限発揮し易い状態にしておくことが非常に大切です💡

まとめ

クーリングダウンでストレッチをした方が良い理由は理解出来たでしょうか?

ただやらされているのではなく、なぜストレッチをしているのかを考えながら行うことで、ケガを予防する意識も高くなってくると信じています。

練習尾張のクーリングダウンは1日頑張った自分の体を少しでも練習する前の状態に戻せるように取り組んでみてはどうでしょうか?

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