こんにちは、こーけつです。
今回の記事から数回にわたって、この冬でレベルアップしたい野球選手が効果のある筋トレが出来る様に科学的に推奨されている方法をお伝えしていきます。
注意点としては、今回の内容は主に高校生以上の野球選手に向けて書いています。
小学生や中学生の選手や指導している指導者、保護者の方は考え方の参考にして頂ければ幸いです。
なぜ野球選手は筋トレが必要か?
今後の記事を読み進めて頂くためにも、結論から述べていきます。
野球をしている選手が筋トレが必要な理由はパフォーマンスが上がるからです!
パフォーマンスと一言で言ってもどの様にパフォーマンスが上がるのかはピンと来ていないかもしれないので、少しだけ深堀して説明をしていきます。
除脂肪体重が重いとスイングスピード、球速を速くする!
からなんです。(除脂肪体重=じょしぼうたいじゅう)
聞きなれない漢字を使ってしまいすみません💦これ以上は難しい感じは使いません!
除脂肪体重というのは体重から脂肪の量を引いた体重のことです。
計算式は…体重kgー(体重kg×体脂肪率%)=除脂肪体重kg
除脂肪体重kg÷身長m=身長辺りの除脂肪体重kgとなります。
私の除脂肪体重を計算してみますね💡
私は身長1.74m(174cm)、体重66kg、体脂肪率18%です。
これを式に当てはめると…
66kg-(66×18%)=54.12kg
54.12kg÷1.74=31.10kgです。
その為、私の除脂肪体重は31.10kgです。
内臓の重さはそこまで個人差は無くて、個人差のある身長で割り算をすれば平等になります。
要するに除脂肪体重は筋肉の量を示す数字です。
だから、除脂肪体重が重いと筋肉の量が多いと言うことになります。
笠原政志さんが執筆された「野球を科学する」の書籍の中で紹介されている、面白いデータがあります。
ある高校の5年間のスタメンの選手の除脂肪体重とチームのトーナメント結果を比較すると、除脂肪体重が重い年代の方がより勝ち進んでいるようです!
もちろん偶然かもしれませんが、仮説として除脂肪体重が重い方がチームが勝ちやすいと言うことです。
そこからは私の妄想ですが、チームが勝てると言うことは選手1人1人のパフォーマンスが高いからだと考えています。
この冬に筋トレが体をいじめた選手が春以降に頭角を現すはずです!!
除脂肪体重がパフォーマンスを高くする
除脂肪体重が重いとスイングスピード、球速を速くする!
同じ書籍で掲載されているデータで、
- 除脂肪体重が重いとスイングスピードが速い
- 除脂肪体重が重いと球速が速い
と言われています。
打者であれば、スイングスピードが速ければ長くボールを選ぶことが出来、ボールを取り易くなったり、得意なコースを見極めて打つことが出来るかもしれません。
投手であれば、球速が速ければ相手打者はボールを見る時間が短くなり、ボール球に手を出したり、空振りする確率が高くなるかもしれません。
私は野球は確率のスポーツであると考えている為、スイングスピードが速ければ打てる確率が上がり、球速が速ければ相手打者を打ち取る可能性が高くなると思います。
試合で勝つにはこの様な確率を高くしていく必要があります。
その1つが除脂肪体重と言うことになります。
ただ体重を増やせばいい…
こんな風に闇雲に体重を増やしている選手はいませんか?
この冬でレベルアップして、ライバルからレギュラーを奪い取り、春や夏にチームが勝つためには、チームのみんなで除脂肪体重を増やす取り組みが必要です!
まとめ
今後、私が高校野球部に関わっていく中で、知っておかないいけない知識を必死に学んで記事にしていきます。
しばらくは筋トレ関係になるかもしれませんが、こーけつと一緒に学ぶ気持ちで読んで頂ければ嬉しいです!
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