こーけつ流 論文の読み方

活動

コチラの記事では論文の読み方をめちゃくちゃ簡単にですが、シェアさせて頂きます。

Google scholarの使い方を読んでない場合は、コチラの記事からご覧ください!

まずは内容を把握する

要旨やアブストラクトと記載してある部分は、論文の内容を簡潔にまとめてくれている部分です。

自分が探している内容かどうかをタイトルと要旨で判断して、次に読み進めていくのかを判断しています。

分かっていることと分かっていないことを知る

これから知ろうとしていることについて、今は何が分かっていて、何が分かっていないかを知っておくと、この研究が何を知ろうとしているのかが理解し易くなります。

私もまだまだ勉強不足ですが、あまり知らない分野のことを学ぶときは、まずは「はじめに」から読む様にしています。

研究の条件を知る

この研究がどの様な条件で行われたのかを知ります。

なかなか私達が普段直面しているスポーツ現場とはマッチしない場合も多いですが、グラウンドでも参考できる内容も必ずあるので、この研究の条件を知ることは大切です。

研究結果を理解する

グラフだけではなく、文章まで読むことで理解が深まり、正しく理解ができます。

今回の結果ではアイシングをしたグループはしなかったグループより24時間後の外旋筋力が低下していた(元に戻らなかった)ことが分かりました。

この論文が2012年の物になりますので、10年以上前からアイシングの可否については議論をされているようです。

注意点

論文は私達にとって非常に重要な読み物ではありますが、1つの研究結果を鵜呑みにするのではなく、1つの可能性として捉えることが大切だと考えています。

この論文の「はじめに」にも書いてありますが、投手のアイシングは効果的である、と結果を出す人もいれば、やらない方が良い、と結論づける場合もあります。

個人的には「アイシングをしている時間にストレッチやマッサージをした方が良い」と考えていますが、選手の中には「アイシングした方が調子が良い」と言う場合もあります。

この論文でも「アイシングした方が調子が良い」と言う選手は一定数いるわけですし。

なので、論文を1つの学びとして捉えて参考にしていきたいですね!

今回の論文

コチラからダウンロードできます!

お時間ある時に1度だけ読んでみて下さい!

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