こんばんは、野球トレーナーの纐纈です。
今回は、私が契約している中学硬式野球クラブでの活動の様子、そして社会人野球の試合を見学した貴重な経験についてまとめました。
選手だけでなく、トレーナーである私自身にとっても多くの学びがあった一日でした。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
体作りを目的としたトレーニングサポートの取り組み
日曜日は、トレーナー契約をしている中学硬式野球クラブの練習に帯同しました。
午前中は、1年生から3年生まで全学年の選手を対象に、全体ウォーミングアップの指導を行いました。
今回から新たに追加したメニューを中心に、正しいフォームや目的を説明しながら進めました。
私のサポートしているチームは、体格で他のチームに負けてしまう、力負けしてしまうといった経験を多くしてきたため、
今年の新チーム(現2年生)からは「体を強く、大きくする」ことを目標に、筋力トレーニングに本格的に取り組んでいます。
監督とも相談し、成長期の中学生でも安全に実施できる種目を選び、段階的に強度を上げていく形で進めています。
具体的には、以下のようなメニューを実施しています。
- 腕立て伏せ
- ペアでおんぶをして行うスクワット
- ペアで逆立ち などなど
中学生でも過度な負担にならず、野球に必要な筋力や可動域を養うことができる内容です。
また、BASEBALL ONE様が考案してくださったメニューも取り入れ、
アップそのものがトレーニングになることを意識しています。
2年生と3年生は紅白戦を行ったため、1年生を対象に基礎的な体の使い方を指導しました。
体格や体力に大きな差がある1年生と上級生。その差を少しでも縮め、
早い段階で野球に必要な基礎体力を身につけられるよう、丁寧にサポートしています。
社会人野球の都市対抗予選を現地で観戦
午後は、チーム全員で社会人野球の都市対抗大会出場をかけた予選大会を観戦しました。
応援に行ったのは、地元豊川を拠点とする東海理化様の試合です。
場所は岡崎レッドダイヤモンドスタジアム。
私自身、社会人野球を生で観戦するのは初めてで、非常に楽しみにしていました。
試合前から選手たちは目を輝かせ、グラウンドを見つめてワクワクしている様子でした。
試合が始まると、東海理化様は自らのミスから失点を重ねる場面があり、
私は改めて野球はミスをしたチームが不利になるスポーツであることを痛感しました。
しかし、選手たちは決して諦めることなく、ひとりひとりが全力でプレーを続け、
試合は中盤で同点、そして後半で逆転。
結果として5対3で勝利を収めることができました。
対戦相手であった東海REX様の、最後の打者となった選手の見せた悔しそうな姿は、私の心に深く残りました。
社会人であっても、高校生であっても、野球に懸ける思い、そして最後の一球の重みは変わらないのだと、強く感じた瞬間でした。
トレーナーとしての学びと今後の決意
社会人野球の試合を間近で観戦できたことで、選手だけでなく私自身にとっても大きな学びとなりました。
ミスの怖さ、諦めないことの大切さ、そして本気で野球に向き合う選手たちの姿勢。
それらは、私がサポートする中学生や高校生にもぜひ伝えていきたいと強く思いました。
また、私の地元である豊川を拠点とする東海理化様の試合を見たことで、
いつか社会人野球やプロ野球の選手をサポートするトレーナーとしても関わりたいという思いが、さらに強くなりました。
具体的にどんな形で関わることになるのかはまだわかりませんが、その日を実現するために、
今できることに全力を注ぎ、知識・技術の研鑽を積み重ねていきます。
中学・高校のチームと契約して活動できていることは決して当たり前ではなく、監督やチームの皆さんのおかげです。
この感謝の気持ちを忘れず、目の前の選手たちの成長を全力でサポートし続けたいと思います。
そして、今後も都市対抗予選や本選を観戦し、選手や自分自身の学びにつなげていけたらと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
来週からは2年生の大会も始まります。選手たちの挑戦を全力で支えるとともに、私自身も一歩ずつ前進していきたいと思います。
これからも引き続き応援よろしくお願いいたします。

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