甲子園での2日間の活動
8月10日・11日の2日間、私は甲子園大会のメディカルサポートに理学療法士として参加しました。
当初の予定は
- 10日:第1〜2試合
- 11日:第1〜3試合
でしたが、10日は雨天中止。
屋内練習場での待機・対応のみとなり、本格的な活動は11日、第1〜4試合まででした。
主な役割
- 熱中症予防の説明
- 試合前のテーピング
- 試合中のケガ対応
- 試合後のクーリングダウン
甲子園でのサポートは今回で10回以上で、特に投手ケアを中心に担当しました。
甲子園球児の特徴と学び
柔軟性と理解力の高さ
甲子園の選手たちは身体の柔軟性が高く、ストレッチやケアをすぐに吸収します。
しかし、行っているメニューは特別なものではなく、普段サポートしている中高生と大きく変わりません。
「本気」の持つ力
最大の違いは気持ちの強さです。
優勝を目指し本気で戦うからこそ、勝利の喜びや敗戦の悔しさが桁違いです。
ある選手は試合後、クーリングダウンが終わっても涙を止められませんでした。
それは、本気で野球に向き合ってきた証拠だと感じました。
本気の姿勢がもたらす成長
本気の選手を支えるためには、私自身も本気で向き合わなければなりません。
中途半端な気持ちでは、サポートする資格はないと感じるくらいです。
甲子園は技術面だけでなく、マインド面でも全国トップレベルの選手が集まります。
この「本気の姿勢」を日々の練習に取り入れることが、確実なレベルアップにつながります。
【豊川中央ボーイズ選手向け】OBの活躍から学ぶこと
今回、私が契約している豊川中央ボーイズOBの4名が甲子園に出場しました。
そのうち3名が打点を挙げる活躍を見せました。
これは「豊川中央ボーイズで努力を続ければ、甲子園で活躍できる」という証拠です。
ポイント
- OBの活躍を“他人事”にしない
- 今の努力が数年後の大舞台につながる
- 「自分にもできる」と信じて取り組む
【中津商業高校選手向け】甲子園は遠くない
私が関わる岐阜県立中津商業高校は、春の県大会で県立岐阜商業と対戦しました。
この夏、県立岐阜商業は甲子園で2勝を挙げています。
昨年の試合も力の差は大きくなく、甲子園は“遠い存在”ではないと確信しています。
ポイント
- 一つのプレーが流れを変え、勝敗を左右する
- 日頃の行動や全力プレーが勝利を呼び込む
- 少数精鋭でも一丸となれば結果は出せる
勝利を引き寄せるための3つの習慣
- 日常から真摯に野球に向き合う
練習態度・準備・体調管理はすべて試合に直結します。 - 全力プレーの徹底
当たり前のことを全力でやる選手は、試合の流れを味方にできます。 - 「勝つ」と信じて挑むメンタル
弱気は一瞬でプレーに現れます。自信を持つ準備が必要です。
まとめ|甲子園で得た確信
甲子園は日本の学生野球の最高峰ですが、そこで戦う選手たちの練習内容は特別ではありません。
違いを生むのは、本気度・覚悟・日々の積み重ねです。
豊川中央ボーイズ・中津商業高校、そして関わる全ての選手に、この姿勢を伝えたいと思っています。
そうすれば、より高いレベルで戦える選手が必ず増えると確信しています。

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