【試合レポート】中津商業高校、初戦突破!トレーナーとして感じた手応えと課題

活動

こんにちは、野球トレーナーの纐纈(こうけつ)です。

先日、岐阜県で行われている高校野球の夏の甲子園予選大会において、私がサポートしている中津商業高校の初戦を観戦・サポートしてきました。
対戦相手は大垣東高校
結果は9対2の8回コールド勝ちで、見事初戦を突破することができました。

まずは「勝つこと」が何より大事

初戦を突破できたことに、まずはホッとしています。
甲子園という大舞台への道のりは長く、1つでも多く勝ち進むことが最大の目標です。
その中で、しっかりと結果を出してくれた選手たちを心から誇りに思います。

万全ではなかった初戦、だからこそ価値がある

今回の初戦は、決してチームが万全な状態ではありませんでした。
実は大会直前にケガ人が複数名出てしまい、選手のコンディションも思うように整えきれなかった部分があります。
私は月に1回の頻度で中津商業高校に関わっている立場ですが、その中でもできる限り選手の状態を良くするために準備を重ねてきました。

外傷など突発的なケガは完全に防ぐことは難しいものの、慢性的な負担からくるケガについては、予防のためにトレーニングやケアを行うことが可能です。
今回もその点に注力していましたが、やはり限界があるのが現実です。

勝ったからこそ、次への準備ができる

1勝したことで、次の試合までの準備期間が確保できました。
私も再びチームに関わるチャンスが得られ、より良いコンディションで選手を送り出すためにサポートしていく予定です。

次戦は7月19日(土)河上薬品スタジアムにて東農実業高校と対戦します。
東農実業高校は初戦でもしっかりと勝利しており、打力が印象的なチームです。
厳しい試合になることが予想されますが、中津商業高校にも素晴らしい投手陣が揃っています。
課題を修正し、得点チャンスを確実にものにして勝利を目指したいと思います。

トレーナーとしてのやりがいと現場の喜び

今回の試合では、久しぶりにOBの選手たちとも再会でき、彼らとの会話も大きな喜びの一つでした。トレーナーとして長年関わってきた中で、こうした関係性の継続は私にとっての宝物です。

また、普段は練習の場に出向くため、選手の保護者と直接関わることは少ないのですが、試合の現場に顔を出すことで、保護者の方々にも私の活動を知っていただく機会になりました。

実際に試合前、選手のテーピングをしている場面を保護者の方が見ることができ、今までには無い瞬間でした。

トレーナーの立場から見えること

私は学校と契約している立場であり、保護者の方から直接料金をいただいているわけではありませんが、トレーニング道具や環境の整備には保護者の協力が不可欠です。
だからこそ、信頼関係を築いていくことも、私の重要な役割の一つだと考えています。

今後、どのような形で保護者の方々と関われるかはまだ分かりませんが、トレーナーという存在をもっと身近に感じてもらえるような場や仕組みがあると良いのではと考えています。

また、OB会との関わりも大切にし、今後も母校の支援を継続していきたいと思います。

さいごに

高校野球は、選手、監督、指導者、保護者、そして我々トレーナーが一丸となって戦う総力戦です。選手たちがベストな状態でプレーできるよう、少ない関わりの中でも最大限のサポートを続けていきます。

そして、この記事が野球トレーナーを目指す方々にとって、現場のリアルを知るきっかけやヒントになれば嬉しいです。

次回の試合も、しっかりサポートしてまいります。

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